ㅤおはようございます。先週のたきおさんのコラムで末尾にさり気なく「来週はよろしく!」といきなりコラムのバトンタッチされて、頭の中が「?」となっているまつもとです。ㅤ
そんなこんなで「SUPLIFEインクルーシブ子育てラボ」において初めてのコラムという形で初投稿させていただきます、まつもとたくやと申します。
1995年生まれです。静岡県の西側にある浜松に住んでいます。日頃はエンジニアしています。趣味は大道芸です。好きな食べ物はさわやかのげんこつハンバーグとのり弁です。ㅤ
初投稿+文章を書くということは実は苦手なもので緊張しておりますが、優しく見守ってくださいませ。#普通に自己紹介したㅤ
▼SUPLIFEさんとの出会い━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分は キングコング西野亮廣さん が立ち上げたオンラインサロン 「西野亮廣エンタメ研究所」のサロンメンバーでして、そこで手話に関するコメントをしたら、手話通訳士のたきおさんやえんとつ町のプペルの手話歌をやろうぜ!とお誘いいただいた深澤さん(埼玉カモガシラランドさんの代表理事!)となんやかんや繋がりました。
#入会して1ヶ月も経過していないㅤで、たきおさんと初めてビデオ通話させてもらった時、お互いに「どっかで会ってるはずだよねー」という話題からはじまりました。
実はこれ ろう者 や 手話関係者 あるあるで、手話やろう者の世界(コミュニティ)ってものすごく狭いんです。(ろう者はろう学校が少なくろう学校同士で交流だったりスポーツ大会をしていることもあり面識は無くてもどこかでつながっていることがよくあるんです)
#瀧尾さんは2018年に和ろう祭りというイベントで会っていた#当時は挨拶程度でおしゃべりなんかしていなかったㅤ
そんな瀧尾さんから「SUPLIFEという団体が11月22日にとしま区民センターで開催される 絵本「えんとつ町のプペル」 朗読ショーで手話通訳をどちゃくそやってほしい!ぜひ!やってほしい!」とお願いされたんですね。
そこで「エンターテイメントで人を繋いでいきたい」という思いで活動をされているSUPLIFEさんという団体を知って、その思いに感銘を受け、そして今日までずっと関わらせていただいております。#SUPLIFEさん最高です#それまではもちろんSUPLIFEなにそれと思っていましたㅤㅤ
▼自分と家族について━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分は生まれつき耳が聞こえない「先天性両感音性難聴」です。補聴器を外すともちろん何も聞こえない。そんなもんです。#専門家じゃないので詳しくは調べてみてねㅤ
自分の家族も全国ではあまり見ない(例が少ないと思われる)家族構成となっていて、ちょっと面白いので紹介していきますね!ㅤ
まず自分の家族は7人(祖父、祖母、母、父、叔母、妹、私)です。大家族に入りますね。#プチビッグダディㅤで、祖父と祖母は私と同じ「ろう者」です。二人は音声言語は獲得しておらず、視覚言語の手話オンリー。ㅤ
そして、母が「コーダ」です。(コーダとは Children Of Deaf Adults の略で、聞こえない親をもつ、”聴こえる子ども”のこと)ㅤそしてそして、妹が「ソーダ」です。(ソーダとは Sibling Of Deaf Adults の略で、聞こえないきょうだいをもつ、”聴こえるきょうだい”のこと)ㅤ
私は叔母(母の妹)と一緒に暮らしていますが、叔母は「ダウン症」です。ㅤ
父はなにもない「聴者」で構成されている珍しい家族です。
#へんてこ家族 #激レアなので家族賞として国から何か表彰されるべきㅤ
さらに驚愕なことを言いますと、#なになにㅤ祖父の兄弟の中にも「ろう者」が6人(祖父以外みんな他界)いて、祖父の妹(聴者)の息子さん(母のいとこ)が「ろう者」なんです。
家族全員が聴こえないとなると「デフファミリー」ということになりますが、私はどうやら「デフファミリー」ではないそうです。
生まれた時から視覚言語である「手話」と音声言語の両方存在する世界におギャりましたが、いわば様々な環境の人が身近にいることが「当たり前」だったんですね。
#おギャリましたってなんだ#生まれてきましたという意味合い#完全なる造語
ㅤだってよく考えてみてくださいよ。不思議じゃないですか。生まれた時からそばに「視覚言語だけの ろう者」や「音声言語だけの 聴者」、「視覚言語と音声言語を獲得した 聴者」、「全く言葉が喋れない ダウン症」がいるんです。。。
とにかくてんやわんや なんです。別の意味で騒がしいですか。#自分の叔母は音声言語を獲得していないですㅤで、人ってそこから別のコミュニティだとか繋がりがあって、幼少期からありがたいことにいろいろな人と関わり、可愛がられ、そして先に時代を生きている人たちの背中を見て育ちました。
#ロールモデルってやつですねㅤ「ロールモデル」ってやつは本当に大事で、ろう者は「耳から入る情報が非常に少ない」分、「目で見る情報」しかなくてそれに集中してしまうんです。ㅤ
聴者は音を聞きながら(例えばアニメの声優さんの声を聞いて「かわいいな-」私も「そうなりたいな-」てな感じで)特に何もしなくても耳に情報が入る。ㅤ
だけど、ろう者はそれはできない。なので、「目で見る情報」「目で見える情報」というのは非常に価値があるんですね。ㅤだから私は「目で色んな人を見て」育ちました。ㅤ
目でいろんな人を見続けた結果、2歳から大きく人生が変わる出来事に遭遇してしまいまして、この頃から少しずつ「人を笑わせると出てくる純粋な笑顔が好き!もっと見たい」という気持ちが芽生えが出てくるようになります。
ㅤ人を笑わせる方法というのはなんぼでもありますが、「目で見る」という特性を生かして私は ある事にチャレンジしはじめました。
(第2回は3月3日 [木] に更新予定)
ㅤ【追伸】
▼#バディウォーク東京2021forall でこんな企画をやります
【手話を知らない方限定】ドラマチックアカデミー2021.3.21(日)16:00〜オンライン
-STORY-あなたたちが出演者。「?」から招待された部屋は「声が使えない部屋」。声が使えない部屋で「声」以外をフル活用しながら、タクとタッキーのびっくりワクワクのドラマに出演してお互いに協力しながらドラマを盛り上げ、完結させよう!何がドラマチックか?それは当日のお楽しみに…。
〜〜〜〜〜このイベントは 「目で見る」ということに注力しています。その日だけ耳を休ませて「目で見る」ということにトライしてみませんか?