「今を大切にしてね」

記事•ミカ
息子と二人空いている電車に乗っていると、向かい側の席に一人のご婦人が座りました。
息子がニコニコと手を振り続け、そのご婦人もニコニコと返してくれ、の繰り返し。お付き合いいただくのも申し訳ないと思っていたところ
「お兄ちゃん、お名前は?」と声をかけてくれました。
息子はまだまだ言葉がはっきりしないので、私が促しながら一緒に答え「まだ言葉がはっきりしないのです。聞いてくれてありがとうございます」と伝えると
「わかるわ。私も同じタイプの子を育てていた先輩ママなのよ」と言って息子の隣に座ってくれました。
少しのやりとりの後、私「お子さんは元気にお過ごしですか?」と聞くと、少しの間の後「生きていたら35歳、残念だけれど亡くなってしまったの。寂しいけれど、大丈夫、もう立ち直ってはいるのよ」と話してくれました。
そして「心配だから先のことを考えがちだし、その時々でいろいろと悩みがあると思うけど、過ぎてしまえばあっという間。生きていること、そして今を大切にしてね」とお話ししてくださいました。
その後すぐに私たちが降りる駅となったのでご挨拶をすると、「ありがとう、お会いできて嬉しかったわ、これプレゼント」と偶然にも息子の好きなキャラクターのミニノートを息子の手に持たせてくれ、さようならをしました。
息子と一緒にホームで手を振りながら、
今の私、息子の就学を決めたのはよいものの今となって「これでよかったのか?」「親のエゴではないか?」「これで大丈夫なの?」と揺れ不安になり、先のことを考えるあまり心がギュッとなっていること、考え過ぎて上の空になりがちになっていることなどが溢れてきて、そうか、だから私、最近何だか気持ちが晴れなかったんだと気づかされました。
外は寒かったけれど繋いだ息子の手は温かく、一緒に歩いて帰ることのできる時間を大切に思い、家に着く頃には私の心も温かくなっていました。
偶然電車に乗り合わせ数駅ご一緒できただけの出会いでしたが、息子が見つけてもらいやすい存在だからこその出会いでもあるんだなとしみじみ。
ひと時の出会いに感謝を感じる出来事でした。

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