記事・ユミコ
先日、息子の保育園最後の運動会がありました。テーマは「心をひとつに」
コロナ禍で感染予防対策を取りながらなんとか工夫して開催してくれた保育園には感謝の気持ちでいっぱいです。
初めてのリレーで、ダウン症の息子はトップバッター。
早く走りたい気持ちが抑えきれず、園庭を一周するというルールを無視して直線でど真ん中を突っ切るというハプニングもありましたが、笑いが取れて最高でした。一番声をあげて笑っていたのは父親です。
仕切り直して、再スタート。息子のチームは白組です。スタートで少し出遅れて紅組に大きな差がついてしまいましたが、次のお友達にバトンを繋ぎます。途中から白組がぐんぐん追い上げついに逆転。白組は勝ちました!
ひとりひとりのタイムを測ったり、子どもたちだけで作戦を立て、走る順番を決めたそうです。親の顔を見るなり、こちらに来てしまった最初の運動会とは違って、私たちを見つけてもニコッと微笑んで手を振るだけで、自分のやるべきことをわかってる。この6年間本当に成長しました。
保育園では代々年長さんがよさこいソーランを踊ります。赤い法被に鉢巻をして、手には鳴子を持って。息子は踊りが大好きで家でも自主練をしていたほどです。まわりのみんなとは少しテンポがずれてしまうところもあったのですが、フリも全部覚えていていました。途中で電池が切れたように座り込んでしまったのですが隣の女の子がぽんぽんと肩をたたいてくれて、はっと我に返り、また何事もなく踊りに戻って行きました。あぁ良かった。気遣ってくれてありがとう。競技が終わると駆け寄ってきて「楽しかった!頑張ったよ!」と満面の笑みでした。そして手作りの金メダルをかけてあげました。
先生からの連絡帳には「運動会に向けて、踊りを覚えたり、列に並んだり、れいくん自身が周りの友達の動きを見て行動していました。成長ぶりに感動と涙でいっぱいです」と書かれていました。子どもたちを信じて見守ってくれる先生たちも素晴らしいです。泣き笑いの運動会。卒園が一歩一歩近づいて本当に寂しくなります。
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