子供を褒めること

ユミコです。

息子の保育園の懇談会の事前資料としていただいたものの中にこんな言葉がありました。

「子どもを伸ばすための基本はやはり褒めること。しかし、すごいね、いい子だね、えらいね、という言葉は子供自信を褒める言葉ではなく、子供のとった行動を評価する言葉です。このように言われた子供はもちろん嬉しいのですが、こうした評価を得るために行動するようになります(中略)評価を求めての行動に子供の自主性はありません。褒められたいからではなく、自分が面白いと感じてやりたいから、やる。子供にはそうなって欲しいものです(中略)成功体験だけのお子さんは精神的に弱い傾向にあります。失敗することが大切、失敗しても大丈夫と日頃から語ってください」

私は優しい母の元で育ち、まわりの大人から褒められるのが大好きでした。

幼稚園の頃には「こんな行動をしたら先生から褒められる」とわかっていて、先生が教室に入ってくるタイミングで背筋を伸ばしてぴしっと座り「みんな!ゆみちゃんを見てごらん」と言われて、へへん!となっていたものです。

一方で、先生にちょっとでも叱られると嫌われたのでないだろうかと心配になってしまい、連絡帳には「ちょっと注意しただけでもしくしくと泣き出してしまいます」と書かれていました。

「叱られただけで人格を否定されたような気持ちになってしまう」

私の子供にはそうなって欲しくないと思い、褒めること、叱ることについては様々な考え方があり、子供の性格によっても接し方の工夫が必要かもしれませんが、ただ褒めりゃいいってもんではないなとも感じています。

保育園からもらった資料には、後にこう続いていました。

「子どものその行動を口に出すだけで良いのです(中略)子供が少しでも望ましい行動をしたら、それをそのまま言葉で言うことです。「残さないで全部食べたね」「ちゃんと靴を揃えられたね」など。偉いね、賢いね、などの褒め言葉は一切使われていないのに、子供は褒められた気持ちになり、その行動を繰り返すことになり、定着していきます」

なるほど。

子供をよく観察していないと出てこない言葉だし、意識すれば毎日の行動の中で言える場面はたくさんありますね。

私自身が苦労してきた分、自分を認めてあげられる力=自己肯定感の高い子になって欲しいという思いは、私にとって子育ての中で大きな課題の一つです。

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