インクルーシブ教育2年生

記事 美保
我が家の長かった胃腸炎暮らしが終わり、やっと新学期スタートしました!
学校に行く前日に、担任の先生、学年の先生達、授業サポーターの方と顔合わせをさせていただきました。
「これからいっぱいご迷惑おかけすると思うので温かく見守ってやって下さい。できることは私もやらせていただきます!」とご挨拶させていただきました。そして、ダウン症のある子の絵本「あいちゃんのひみつ」を読んで下さい、とお渡ししました。
そして新しいクラスのお友達も気になったので、少し付き添いさせてもらいました。
同じクラスの子は3分の1。3分の2は知らないお友達です。でも、学童で一緒だったり、昨年1学期の間付き添いしていたおかげか?みんななんとなく知ってくれていました。

努力に無駄はない、うん!

先生が朝の会で
「やっとみんな揃って嬉しいですね。それではかのんさん、自己紹介をお願いします」
と言って下さって、かのんは前に出て、それはそれは長い自己紹介を喃語でしていました。

そのあとに、
「お母さん、よかったら、昨日の絵本をみんなに読んでいただけませんか?」
と言われて、え!もう?と一瞬びっくりしつつ、ありがたく読ませていただきました。

この本ってすごいなーと思うのが、みんな夢中で聞いてくれること。
読み終わったあと
「僕まだ知り合ったばかりだからこれからだね!」
とか
「とってもステキな絵本で楽しかったー!読んでくれてありがとう!」
と、本当誰もネガティブに捉える事もなく、そのまんま受け止めてくれて、なんかすごいなーと感動します。
教室も変わり、クラスのお友達も先生も支援員さんもいなくなり、全くの新しい環境に簡単に慣れるかのんちゃんではないので、また座っていることが難しくなりそうだったので、かのんだけタブレットを使わせてもらってみんなと授業を過ごしています。
休み時間子ども達が集まってきて、かのんがカメラに向かって踊ってるのみて、「TikTokだー!」とかってみんなも集まってきてカメラに向かってワイワイやってて、あまりに長い時間録画していたので、「後で削除しなきゃー」ってポツリと私が口走ってしまったら、
「ダメダメダメダメー!思い出だよ!みんなの楽しい思い出絶対消さないで!」
と子どもたちにお願いされ、まだ消せないでいます。。。5分くらい撮っていたような?しかも何本か。

新しい先生はとても優しくて、クラスのみんなも優しい雰囲気に包まれていて、まずはとてもホッとしています。
月曜から本格的に学校生活がスタートします。きっとうまくいきません。かのんは暴れます。だから、対策練って、たくさんまた先生や支援してくださる皆さんと会話して、なんとかまた一年、みんなと過ごせたらなぁと思ってます。
新生活、まだまだ記録として残したいことがあるので、忘れないうちに更新しようと思います。

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