お家でできる運動遊び「両足ジャンプ!」
近年、サポートの必要なお子さんがいろいろな場所で療育を受ける機会を選択する事も、以前に比べると少しずつ増えてきているように感じます。
でもそれは、諸先輩ご家族の方々の働きかけ、ご本人の積み重ねの歴史があってこそ。私たちも自分に出来ることを積み重ねながら、未来に繋げていきたいと改めて思います。
そんな我が子も現在進行形で諸機関に大変お世話になっています。
年齢により本人のがんばりが重要になる療育もでてきますが、乳幼児期に関しては、そのお子さんが楽しめる事=遊びから吸収する成長が遥かに大きいと感じます。
遊び=子ども(本人)が楽しい!と感じる事。療育的内容もその子が楽しい!と感じられるならそれは楽しい遊びになります。
楽しみながら、遊びながら、発達を促していってあげられたらいいですよね。
前回、低緊張で体を柔軟に動かす事が難しく関節に負担がかかりやすいお子さんへまずしてあげられる遊びの一つとして、膝を曲げる遊び(動き)を紹介しました。
今回は次のステップとして、両足ジャンプができるようになるためにしてあげると効果的な運動遊びをシェアさせていただきます。
これは我が子が7ヶ月からお世話になっていた訪問リハの方に教えていただき、体の動きが伴ってきた2歳位から始めました。
その時は正直まだまだ一人歩きの気配はなく、効果あるの?と思いながら
でも、本人がとても楽しそうにしてくれていたので、忘れない程度にやるようにしていました。
いつしか、何かのためにする訳でもなく本人が楽しそうだから位の気持ちで続けていた感じです。
3歳になる少し前にやっと少しずつ一人歩行ができるようになり、現在は歩行距離は気まぐれですが、両足ジャンプだけは本人割と自信を持って披露してくれています。
これから動き始めるお子さん・つかまり立ち・ひとり立ち・歩行が始まったお子さん・歩けるようにはなったけど両足ジャンプがなかなかできない、といったお子さんにおすすめです!
◉いつ位から?
・両脇を支えて地面に足をつけてあげた時に
自分で足を屈伸するような動きが出てきたり、つかまり立ちができるようになってきたら、一人歩きができるようになったお子さんももちろんです。
・並行して、前回シェアさせていただいたような膝を曲げる、足裏を刺激する遊びをたくさんしてあげてください。
◉どんな風に??
・遊びの中で楽しく膝を曲げられる姿がでてきたら、
・まず低めの台に支えながらしゃがませてあげます。
・ぴょーん!やじゃーんぷ!などの声かけに合わせて、しゃがんだ状態から膝を伸ばして跳ぶ、着地する、感覚を感じさせてあげます。(動画1.2 しゃがんだ時に開いてしまってますが、膝はなるべく閉じてしゃがむ方がよいです)
・恐いと感じてしまうとやりたがらなくなってしまうので、最初はできたら、体を支えて動かす大人、向かい側で受け止めてあげる大人(お母さんが向かいにいると安心感が強くなります)と二人でできるとよいかと思います。
大人一人で行う場合は、慣れるまで、向き合って両脇を支えてやってあげると安心できます。
両足で柔軟にジャンプするという動き、私たちであれば考える事なく自然とできてしまうのですが
「両足で立つ、膝を曲げる、膝を伸ばす、かかとを上げる、つま先立ちになる、地面から離れる」といういくつもの動きを、筋力、柔軟性、跳躍力を使って成立させているんです。
こうやって文字にするとなんて複雑な動き‼︎
体質的にこの連続した複雑な動きを一度に獲得していくことの難しいお子さんの場合は、
動きを分けて、楽しみながら体(動き)のクセにしてあげる事が効果的なんですね。
一つの遊びとして参考にしていただければと思います。
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