こんにちは!サプライフの美保です。皆さんお元気ですか?
先日絵本作家の田畑精一さんがお亡くなりになられました。
わたしは田畑さんという方がどんな作品を書いていた方なのか恥ずかしながら知らなくて、けどなぜかすごく気になりふと目についたのが「さっちゃんのまほうのて」という題名の本でした。
調べたら、生まれつき右手の指が無いという障害を抱える少女・さっちゃんのお話でした。
田畑さんが先天性四肢障害児父母の会の方々から依頼を受けて書いたそうなのですが、書くまでに田畑さんがこの依頼を受けるかどうか悩みます。
そして子どもたちや保護者らと交流し、母親たちの手記を読むうちに、障害を持つ子どもをしっかりと受け止め支え続ける父母の強い愛情を知るようになり、「明るく希望を抱ける作品」にしようと決心したそうです。(wikipedia参考)
絵本にしては重く難しい内容だし、小さな子どもたちがこれを読み、何か感じとれるのか?
わたしは小学生の頃読書感想文コンクールに参加していて、当時はよく自分と主人公をオーバーラップさせて感想文を書いていた記憶があります。
よく分からないながらも、もし自分だったら?ここなら、もしさっちゃんが自分だったら?
子どもの頃はちゃんと落とし込めなくても、大人になってから気づけたことはたくさんあるなと思い、結果はすぐ出なくても「いろんな子がいろんな思いで生きていること」を小さい時から知ることはとても大切だったんだなって、40年の時を経て思っています←時間かかったー!笑
大人になってたくさんの経験をさせてもらって生きてきた今。
まだ小さいさっちゃんが自分と向き合い、みんなと違うことを受け入れるのにはどれほどの葛藤があるのか。
お母さんやお父さん、家族が支えてくれて、いっぱいの愛の中で育ち、傷つきながらも人は人でしか傷を癒せないことを本当に知るのはいつなのか?
胸がいっぱいになり、涙があふれました。まだ今はあらすじしか読んでいないのに!笑
この絵本は、子どもたちと一緒に読みたいなと思っています。
そして、障がいのある人たちの理解が深まる絵本のサイトがありました。
https://pictbook.info/column/people-with-disabilities/
絵本を子どもたちに読む中で、こういった絵本も取り入れながら、「共に生きていくこと」を親子で学べたらなと思います。
ちなみにわたしが小学生の時読んで初めて障害と向き合いながら感想文を書いた本は、星野富弘さんの「愛深き淵より」です。
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