記事•ミカ
以前サプライフメンバーから報告を聞いていた「分身ロボットカフェ」へ、念願叶い行ってきました!
『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』とは、株式会社オリィ研究所が運営する、外出困難者である従業員が分身ロボット『OriHime』&『OriHime-D』を遠隔操作しサービスを提供している常設実験カフェです。 �私たちはテクノロジーによって、人々の新しい社会参加の形の実現を目指しています。�ぜひ、少し先の未来を体験しに来てください!
以上HPより抜粋。
入店すると「分身ロボットOriHime」が店内を移動しお客様をおもてなししている様子がすぐに目に入ります。ロボット系大好きな息子は大興奮。
今回私達は
卓上のOriHimeパイロットがテーブルで接客しカフェの案内をしてくれる「OriHimeダイナー」(事前予約制)を利用しました。
「OriHimeパイロット」は日本全国だけでなく海外にもいらっしゃるそうです。今回私達のテーブルを担当してくださったのは、北海道在住の脳性麻痺で医療ケアの必要なお子さんを育てているお母さんのKさん。
医療ケアが必要な為長時間離れる事が難しい生活を過ごしてきましたが、こちらの分身ロボットカフェ開発者である「オリィ研究所 所長 吉藤オリィさん」との出会いにより、遠方にいながら可能な時間で勤務する事ができるようになったそうです。
障がいのある方ご本人がパイロットとして活躍しているというイメージを持っていたのですが、Kさんのようにご家族の立場で外出が難しい方も働く事ができるというこのカフェ存在の素晴らしさ!
卓上の分身ロボット「OriHimeパイロットのKさん」は、お店やお料理の案内などをしながらご自身や大切なお子さんのお話しをしてくれ、かつ息子にも優しく声をかけてくれ、息子も大喜びです。
そしてお料理を運んでくれたのはIさんという、難病の為ほぼ寝たきりですが一人暮らしを満喫している大阪の方。日本以外の国のお客様も多いことから「Hello!」と声をかけながらテーブルをまわってくれてその場がパッと明るくなります。
KさんとIさんのやり取りで写真撮影をしてくれたり、私の仕事上の相談にものってくれたり、とにかく手際良くおもてなしをして下さいました。
今目の前でお話ししているKさん、そうだ、北海道にいるのだった!ふとそんな事を思いながらも全く距離を感じず、一時間位でしたがとても濃い時間を過ごさせていただきました。
Kさんの「妻であり母であるけれど、それだけではない一人の私になれるこの場所に出会えた事が本当に嬉しい」という言葉が熱く胸に広がります。
どこにいても、誰でも、社会と、人と、繋がって生きる選択肢を持てる世の中を願う『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』。このシステムがいろいろな場所に当たり前にある社会になってほしい!
機会がありましたらぜひ行ってみてほしい場所です。
分身ロボットカフェ DAWN 2021 – AVATAR ROBOT CAFE DAWN 2021「分身ロボットカフェ」とは、株式会社オリィ研究所が主宰・運営する、ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々が、分身ロボッdawn2021.orylab.com